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第二話「北陸新幹線は、どこ行きか」

AI紙芝居ドラマ・いしかわ座(約3分・音声つき)
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声は端末内蔵の音声合成を使用します。本作はフィクションですが、石川県への愛は実在します。

脚本全文(テキスト版)

富山県が主役の音声紙芝居です。北陸新幹線を「金沢行き」としか認識されない富山の悲哀、市街地から見える立山連峰、富山県民の自慢が最終的に水道水に着地する法則、2024年の敦賀延伸で生まれた乗り換え小走り「敦賀ダッシュ」、そして金沢に来なくなった特急サンダーバードへの想いまで、北陸の鉄道と暮らしを描きました。

ナレーター2015年、北陸に新幹線がやってきた。東京と北陸を結ぶ、青と銅色の矢。その名も、かがやき。
ナレーターしかしこの新幹線、北陸三県に、それぞれ違う感情を残していった。
トヤマ富山です。本日は、わたくしの回です。まず、これだけは言わせてください。……富山は、通過点ではありません!
東京から来た人あ、すみません。この新幹線って、金沢行きですよね?
トヤマほら来た!!東京の人、みんなこれ!「金沢行き」!途中に富山があるんです!ちゃんと停まるんです!
東京から来た人富山って、何があるんでしたっけ。
トヤマ……いいでしょう。見せてあげましょう。うしろを、振り返ってください。
トヤマ立山連峰。標高三千メートル級の山々が、街から壁のように見えるんです。
東京から来た人うわ、合成写真みたいだ。
トヤマ本物です。海越しに山がそびえる富山湾は、「世界で最も美しい湾クラブ」の一員。寿司はうまい、水もうまい。……水道水が、うまい。
イシカワ補足しますと、富山の自慢話は、最終的にいつも水道水に着地します。
トヤマ蛇口をひねれば名水。これ以上の贅沢が、ありますか?
フクイはいはいはい!次、福井の番!聞いてください、2024年、ついに新幹線が福井に来ました!
フクイばんざーい!!……ただし、敦賀止まり。
イシカワそして同じ日。大阪からの特急サンダーバードは、金沢に来なくなりました。
イシカワ長年、関西と北陸を結んでくれた雷鳥の系譜……。私は今も、あの車内チャイムを覚えています。
トヤマ重いのよ、石川。急に感情が重いのよ。
フクイ大阪方面から来る人は今、敦賀でお乗り換えです。階段を上って、下りて、みんな小走り。名付けて、「敦賀ダッシュ」。
東京から来た人で……新幹線が大阪までつながるのは、いつなんですか?
三人『それが分かれば、苦労しません!!』
ナレータールートを巡る議論は、今日もどこかで続いている。
トヤマまあ、でもね。東京から富山まで、今や2時間ちょっと。昔を思えば、夢のようです。
イシカワ金沢までは、約2時間半。
フクイ福井までは約3時間!ちゃんと来られます!
トヤマ春はホタルイカ、冬は氷見の寒ブリ。駅弁には、ます寿司をどうぞ。
トヤマ通過しないで、一度降りてみてください。降りたら、たぶん好きになります。富山は、そういう県です。
ナレーター次回、いよいよフクイが単独主演。第三話、「恐竜は、県の営業部長」。
ナレーターつづく。
ほかの演目:石川・あるある編「金沢県は、どこにもない」 福井・観光編「恐竜は、県の営業部長」 石川・方言編「つるつるいっぱいの国」 / よんなな座トップへ