脚本全文(テキスト版)
愛知県民なら思わずうなずく「あるある」を約3分の音声紙芝居にした一本です。ものづくり日本一の実力、豪華すぎる結婚式のご祝儀事情、モーニング文化、名古屋飛ばしの悲哀、名古屋めしへの誇りまでを詰め込みました。
ナレーター自動車産業を中心に、日本一の「ものづくり県」として知られる県がある。愛知県である。
ナレーターしかし愛知県には、堅実なものづくりの裏に、もう一つの顔がある。
アイチ愛知です。よろしくお願いします。うち、車つくる技術には自信あります。でも実は……見栄っ張りなところもあるんです。
東京から来た人見栄っ張り?ものづくりの堅実なイメージなのに?
アイチ結婚式は別なんです。ご祝儀、嫁入り道具、トラック一台分は当たり前。娘の結婚式に家一軒分使う親、普通にいます。
東京から来た人スケールが違いすぎる……。
アイチあと、モーニング文化知ってますか?喫茶店でコーヒー頼むと、トーストとゆで卵が勝手についてきます。頼んでないのに。
ナレーターそんな愛知だが、実は全国的にちょっと寂しい思いもしている。
アイチ「名古屋飛ばし」って言葉、知ってますか?東京から大阪に行くテレビの企画、だいたい名古屋だけ素通りされるんです。
東京から来た人それは……ちょっと切ないですね。
アイチだからこそ名古屋めしで勝負するんです。ひつまぶし、味噌カツ、天むす。全部濃くて、全部うまい。飛ばされても、味は忘れさせません。
アイチあと名古屋弁、「〜だがや」「〜みゃあ」。うちらのイントネーション、東京の人にはよく笑われます。
東京から来た人愛知県、ものづくりも堅実だけど、愛情表現は結構ダイナミックなんですね。
アイチ普段は倹約家です。でも、ここぞという時――結婚式とか――は、盛大に使います。エビフリャーだって、お客さんへの精一杯のもてなしなんです。
アイチ一度、名古屋めし食べに来てください。きっと、この県の本気の愛情がわかります。
アイチ最後に、謎かけをひとつ。愛知県とかけまして、堅実な貯金家と解きます。その心は?
アイチ……ここぞという時(結婚式)だけ、盛大に使います。
ナレーターつづく。次回もまた、よんなな座でお会いしましょう。